北陸 Ⅰ (椿 Ⅰ) 藪椿

2014.04.02

僕らがやっている「家づくり学校」の修学旅行で加賀・金沢へ。
旅行の途中よく目にしたのが藪椿(ヤブツバキ)。

椿の花は嫌う人がたまにいる。
理由は花がポトンと落ちるのを不吉に思えたり、虫がつくのが嫌だったりということで。
建て主さんが嫌ったら植えるわけにはいかないが、好きな人はかなり好き。
僕もそのうちの一人。

椿の種類は品種改良で相当あるようだが、
僕が好きなのは侘助(わびすけ)。
実際僕の家には侘助(わびすけ)の赤と白を植えている。
侘助は楚々として可憐。
でも最近、どういう訳か藪椿に目が移っている。
野趣が少し入っているところがいい。

藪椿は自生していて、山道を歩いていると思わず目の前にあったりする。
今度の旅行でも自生しているもの、庭木として植えているものに何度も出会った。
まだ枯れ木ばかりの北陸に真っ赤な藪椿は目につくのか、
それとも北陸にそもそも多いのかもしれない。
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藪椿もよく見ると一本一本微妙に違う。
色が真っ赤というより、ちょっと黒ずんでいる赤の方が美しい。
花びらは5弁がいい。